2015/11/02 Mon
(2015鑑賞 85)『パパが遺した物語』

作家である父は
娘への深い愛と親子二人の幸せな時間を
紡いた小説を完成させて
力尽きるかのよう亡くなってしまう。
深い愛を綴った作品だけを遺して。
それから約20年
娘は心の隙間を埋めれぬ
言いようのない孤独感を抱え生きていた。
パパが遺した作品が皮肉にも
彼女を苦しめていたのかもしれない。
現在と過去と時間軸をバラバラにした
構成と演出が
亡きパパの存在を際だたせる。
パパを演じるラッセルクロウさんの
お芝居が神がかって素晴らしかった。
娘さんには
真実の愛に生き
様々な痛みと哀しみを乗り越えて
もらいたいと応援したくなった。
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